「あぁ、やっぱりトイレにも手洗い器が欲しい…」。これが、長年の我が家のトイレに対する不満でした。来客時も洗面所まで案内するのが億劫だし、何より衛生的ではないと感じていました。しかし、我が家のトイレは一般的なマンションサイズで決して広くなく、「後付けなんて無理だろう」と半ば諦めていました。そんなある日、インターネットで「コンパクト手洗い器」という存在を知り、俄然興味が湧きました。幅がわずか20cm程度のものや、コーナーに設置できるタイプなど、意外と種類があることを知り、「これなら我が家でもいけるかも!」と希望の光が見えてきました。まずは、複数のリフォーム業者に現地調査と見積もりを依頼しました。ある業者は「スペースがないから難しい」と難色を示しましたが、別の業者は「排水管の位置を少しずらせば可能ですよ」と前向きな提案をしてくれました。この時、改めてプロの知識と経験の重要性を痛感しました。最終的に、丁寧な説明と適切な提案をしてくれた業者に依頼することにしました。選んだのは、キャビネット一体型の非常にコンパクトなタイプ。色は壁の色に合わせて白を選び、圧迫感がないように工夫しました。工事は、思っていたよりも大掛かりでした。壁に穴を開けて新しい給排水管を通し、既存の配管と接続する作業は、まさに職人技でした。水漏れがないか、何度も確認する姿を見て、安心してお任せできると思いました。工事は午前中に始まり、午後にはほぼ完了しました。最後にきれいに清掃してもらい、いよいよ完成した手洗い器とご対面!小さな空間にぴったりと収まり、まるで最初からそこにあったかのような自然な仕上がりに感動しました。水栓から水が出て、シンクに吸い込まれていく様子を見て、本当に設置してよかったと心から思いました。後付け手洗い器は、我が家のトイレの快適性と衛生面を劇的に向上させてくれました。今では、洗面所まで行かずにその場で手を洗える便利さに、家族全員が満足しています。諦めずに情報を集め、信頼できる業者に相談した結果、理想のトイレ空間を手に入れることができました。もし同じような悩みを抱えている方がいたら、ぜひ諦めずに検討してみてほしいと思います。
我が家のトイレ手洗い器後付け奮闘記