排水トラップの掃除で解決!賃貸洗濯機の臭い対策
賃貸の洗濯機置き場から漂う、あの嫌な下水の臭い。その最大の原因となっているのが、「排水トラップ」に溜まった汚れです。この排水トラップの掃除は、少し手間はかかりますが、特別な道具も必要なく、臭い対策として絶大な効果を発揮します。業者を呼ぶ前に、ぜひ一度ご自身でチャレンジしてみてください。まず、準備するものは、ゴム手袋、古い歯ブラシ、バケツ、そして必要であればパイプクリーナーです。作業を始める前に、必ず洗濯機の蛇口を閉め、念のため電源プラグも抜いておきましょう。次に、洗濯機の排水ホースを排水口からゆっくりと引き抜きます。ホース内に残った水がこぼれることがあるので、雑巾などを準備しておくと安心です。排水口のフタ(目皿)を外すと、その中に筒状やお椀状の部品が見えるはずです。これが排水トラップの主要部品です。これらを一つずつ、順番を忘れないように慎重に取り外していきます。取り外した部品には、髪の毛や糸くず、洗剤カスがヘドロ状になって、びっしりとこびりついているはずです。これが悪臭の元凶です。ゴム手袋をはめ、バケツにためた水やお風呂場で、古い歯ブラシを使って、このヘドロ汚れを徹底的にこすり落としましょう。排水口の内部も、歯ブラシが届く範囲で優しくこすり洗いをします。全ての部品がきれいになったら、取り外した時と逆の順番で、確実に元通りに組み付けます。最後に、コップ一杯程度の水を排水口にゆっくりと流し込み、排水トラップに「封水」を溜めることを忘れないでください。この一手間が、下水の臭いをシャットアウトします。この掃除を定期的に行うだけで、賃貸の洗濯機周りの臭い悩みは、劇的に改善されるはずです。